本日は市議会の臨時議会でした。

先ほど終了したところです。

市民会館の現地建て替え工事請負契約締結について

議決が行われました。

僕たちはこの現地建て替えに反対してきた経緯があり

この契約締結についても反対を表明いたしましたが

議会は賛成多数となり可決となりました。

我々の反対討論文は下記の通り。

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大阪維新の会堺市議会議員団を代表して、

議案第62号工事請負契約の締結について意見を申し上げます。

本件議案は、昨年7月堺市芸術文化ホールの建替え計画に伴う

本体建設工事が入札不調になったことを受け、同年11月増額

補正予算を議決し、改めて本年4月入札が成立し、工事請負契

約を締結するものです。

我が会派は、これまでの議会質疑などで市民会館の建替えに

ついて議論を行い、本予算についても補正予算についても反対

してまいりました。

我が会派は中心市街地活性化の観点から、巨大な市民会館の現地

建替えに反対であり、現地建替えをするとしたら市民負担の軽減

という立場から、建替え前と同規模の市民会館の建設が望ましい

と考えています。

かつて旧市民会館を建設した当時とは異なり、現在では堺市内の

各区にそれぞれ文化会館が既に存在しており、市民の文化振興策

においては、大きなハード整備が最重要であるとは言えません。

改めて基本設計をやり直し、以前と同規模の市民会館で内容を充

実させ、更なる利便性の追求に立った計画をすべきであります。

ところが、今回の計画では144億円以上という巨費を投じて旧市民

会館約1300席から規模を2000席へと拡大し、ランニングコストにつ

いても年間の指定管理者への委託料は約4億2千万円となり、従来の

1億円弱であった旧市民会館と比べて、4倍を超え年3億円以上も増加

します。新会館の使用予想年数を50年とした場合、指定管理者に

支払われる管理料は総額200億円を超えることになります。

堺市が示す「堺市市有施設等整備活用基本方針」では施設総量の

最適化が掲げられています。各種施設を更新するにあたっては、

将来の人口動向や人口構成を踏まえて的確に行政需要の変化を

想定した施設規模にするとの記述があり、

施設の総量を縮減しつつも効率的な利活用、将来の市民ニーズに

対応した最適な施設規模を目指すと示されています。

次世代に対応する立地条件、維持管理コストの最適化だけで

はなく、役所によるフルセット主義からの脱却も示されています。

今計画はこの基本方針と施設規模、維持管理費などにおいて

全く相いれないものとなっており、

かつてのように右肩上がりの経済成長が見込め

ない社会情勢の中で、限られた財源で高い効果がますます求められる

堺市政において足かせとなっていくことが懸念されます。

またそもそも、今回のような中心市街地における大規模な老朽施設の

更新は、新施設だけで完結するのではなく、中心市街地全体に広がる

ビジョンを示すことが求められています。その将来性が民間投資を

誘発し、活性化、そして官民連携のもと街の発展へと

繋がっていくものであります。

今回の市民会館の現地建替え計画では、中心市街地活性化への

明確なビジョンに乏しく、次世代を含めた多くの市民の代償と

期待にそうものではないと考えます。

以上の理由において、

議案第62号工事請負契約の締結については

根本的に賛同できず、反対いたします。

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計画を止めることは出来ませんでしたが、この事業について

我々は今後も厳粛にチェックしていきます。